2024年09月25日

今がその時、男三人旅バルセロナ⑥ 鐘楼と付属学校

【バルセロナ滞在2日目】午後・その二

今がその時、男三人旅バルセロナ⑥ 鐘楼と付属学校


 聖堂をでて受難のファザードへと出てきました。ツアーの最初の部分では外輪からここを眺めました。今度は建物の下の部分からの眺望になります。見え方が違うと印象も変わりますね。
 特にこのキリストがはりつけにされた部分には細かい工夫が施されていて日本語で解説してもらわなければ知りえないことばかり。多少高くても日本語でのツアーに参加すべきですね。

今がその時、男三人旅バルセロナ⑥ 鐘楼と付属学校


 今回のツアーでガイドを勤めてくれたのは吉田さんという方でした。現地のサッカーチームの監督をしながらサグラダ・ファミリアのガイドを手伝っているとのこと。本人自身が敬虔なクリスチャンなのでキリスト教の歴史などを事細かく説明してくれるのが本当に有難かったです。マジにブラボーな方でした。

今がその時、男三人旅バルセロナ⑥ 鐘楼と付属学校


 ツアーの最後は鐘楼の先端部分までエレベーターで移動しサグラダ・ファミリからの市内眺望を楽しみます。ピナクルと言われる先端部分は生誕側のファザードと受難のファザードの2か所ありますが、我々3人組が昇ったのは受難のファザード側でした。
 ガイドさんとはこの鐘楼に上がるエレベーターの前でお別れになりツアー参加者とも別れ離れになりました。
 正直、午後2時半から歩き通しで疲れましたが鐘楼からの景色を見たときは疲れもぶっ飛びました素晴らしい景色です。吹く風も若干強めですが心地よかった。

今がその時、男三人旅バルセロナ⑥ 鐘楼と付属学校


 戻りは400段ほどある階段を使って下ります。螺旋階段なのですが巻貝のように見えるのがさすがガウディの作品だけあります。そして、まだ途中の退避部分からは建築している現場の様子も垣間見ることができました。

今がその時、男三人旅バルセロナ⑥ 鐘楼と付属学校


 いやぁ、思っていたより下りの階段は急だし大変。見える建物が大きくなってくると地上が近くなってきたのが実感できます。

今がその時、男三人旅バルセロナ⑥ 鐘楼と付属学校
 前回サグラダ・ファンにリアに来たときは気付かなかった付属学校。この建築現場で働く労働者や近くの子供たちの学ぶ場を確保するためにガウディが自前で建てた学校です。いわゆる私学校。ここまでの気遣い、気配りがあってのサグラダ・ファミリアなんですね。新発見でした。

今がその時、男三人旅バルセロナ⑥ 鐘楼と付属学校


 付属学校の中も観光できました。実際の学校は内戦で破壊されたらしく、こちらは再建されたものらしいです。しかし、忠実に当時の様子を再現しているのだとか。
 天井が波状になっているのが特徴で、資金難で建築費を抑えるためにガウディが考えた建築技法だそうです。

今がその時、男三人旅バルセロナ⑥ 鐘楼と付属学校


 最後は3人で地下にある資料館へも足を延ばしました。建築がはじまった当時の様子を写真などで見ることができます。そんなに広いスペースではないですがこちらも必見です。

今がその時、男三人旅バルセロナ⑥ 鐘楼と付属学校


 最後にガイドさんからの受け売りですが、サグラダ・ファミリアの概要を記しておきます。
 サグラダ・ファミリアは1882年に建設が開始されてから、130年以上経った現在でも建設が進められている、石積みの 「聖家族贖罪教会(せいかぞくしょくざいきょうかい)」 。つまり、イエスと聖母マリア、そして養父ヨセフのいわゆる聖家族に捧げる、罪を贖う貧しき者たちのための聖堂として造られました。
 実はサグラダ・ファミリアは、 建設途中にも関わらず建築物の一部が世界遺産として登録されている世界でも異例の遺産なのです 。「アントニ・ガウディの作品群」として、ガウディが生前に手掛けたサグラダ・ファミリアの一部分、 「生誕のファザード」 と 「地下聖堂」 が2005年にカサ・バトリョなどとともに世界文化遺産として登録されています。
 またサグラダ・ファミリアの建築には日本人も関わっています。彫刻家である外尾悦郎さんはすでに 40年以上 サグラダ・ファミリアに携わっていており、彼が手がけた作品部分を実際に見ることができます。生誕のファサードのハープを持った天使の彫刻部分など。
 現在はガウディ没後100周年を迎える2026年までの完成を目指して日々作業が続けられているようです。果たして26年までに完成するのでしょうか? 完成して欲しいなぁ。



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Posted by ジョニー at 17:52│Comments(0)大将の世界放浪記
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